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  • Written by Media Outreach

フランス、グルノーブル、Media OutReach - 2020年11月16日-Teledyne e2vは、評価の高いプロセッサLS1046-Spaceが電離放射線(TID: total ionizing dose)照射試験において100kradという厳しい数値を達成したことを発表しました。64ビットのプロセシングコアArm® Cortex®-A72を4コア搭載するこのマルチコアのデバイスは、TID照射試験後、通常どおり動作しました。この試験結果は、60MeV.cm²/mgを超える重イオンを照射した際のシングルイベント・ラッチアップ(SEL)やシングルイベント・アップセット(SEU)についてこれまでに得られているデータに加わるものです。

最大1.8GHzの動作周波数で稼働するTeledyne e2v LS1046-Spaceは、NXPプロセッサテクノロジーに基づいています。8ビットの誤り訂正符号(ECC)と全コアで共有する2メガバイトのL2キャッシュを備える64ビットDDR4 SDRAMメモリーコントローラを内蔵しています。L1キャッシュ、L2キャッシュともにECCで保護されており、データ破損に対する高い耐性を提供します。この高信頼性プロセッサは780ボールのBGAパッケージで提供され、10Gbitイーサネット、PCI-Express(PCIe)3.0、SPI、I2C、複数のUARTなど多彩なインターフェースが組み込まれています。NASA Level 1の要件を満たし、宇宙用シングルボードコンピュータ(SBC)に実装して衛星画像の処理および調整、画像データ圧縮、超低遅延通信、(AIアルゴリズムによる)オンボードでの判断など、衛星画像関連タスクで広く活用されています。

今回の新たな試験結果は、LS1046-Spaceデバイスに組み込まれたプロセシングコアが苛酷な宇宙環境でどのように動作するかをお客様に把握して頂くために必要な情報となります。エンジニアは新たに提供される詳細な試験データを参照しながら、より確かな情報に基づいたデバイス選択が可能となります。TIDの数値は、本製品を宇宙で使用する際の長期的な寿命を強力に保証するものであり、一方で、重イオンのSEL、SEUのデータは、継続的な機能面での信頼を高めます。

Teledyne e2vのマーケティングおよび事業開発担当マネージャー、トマス・ギルマン(Thomas GUILLEMAIN)は次のように述べています。「当社は30年以上にわたり宇宙事業に携わり、この分野の主要な機関や民間企業と協業してきました。当社のプロセッサICが高い評価を得ていることや、これらのICをご活用いただくことで得られる性能や非常に高い信頼性のメリットについてお客様に十分に認識されています。このたびの放射線照射試験の結果では、当社の放射線耐性の高い計算集中型のプロセッサーにより宇宙領域に提供できる価値が明確に示されており、これ以上ない極限の動作条件でも持ちこたえられるという絶対的な安心感を提供します。」

こう述べた上で、ギルマンは次のように締めくくりました。「当社はさらに今後の明確なロードマップを策定しています。関連周辺インターフェースの完全な特性確認は2021年前半に完了し、続いて包括的なシングルイベント機能割り込み緩和試験を2021年半ばまでに実施する予定です。」

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