ロックウェル・オートメーションとマイクロソフト、 産業トランスフォーメーションの簡略化に向け、提携関係の延長を発表
- Written by Media Outreach
パートナーシップを通じて俊敏性、インテリジェンス、拡張性を提供し、 クラウドからエッジまでのデジタルトランスフォーメーションの実現を目指す
米国ミルウォーキー - Media OutReach - 2020年10月12日 - ロックウェル・オートメーション(NYSE: ROK)と マイクロソフト(NASDAQ: MSFT)は本日、提携関係を5年間延長し、クラウド技術を通じて産業界の顧客のデジタルアジリティを向上する統合されたマーケット・レディ・ソリューションの開発を行うことを発表しました。製造業とIT業界におけるそれぞれの専門的ノウハウを統合し、両社がよりシームレスに協働することによって、インフラストラクチャのコスト削減、より短期間での価値実現、生産性向上を支援します。
マイクロソフトとロックウェル・オートメーションは、信頼性の高い単一のデータ環境を通じて開発、オペレーション、メンテナンスの各部門間の情報をつなぐ、エッジ・ツー・クラウドの画期的なソリューションの提供に取り組んでいます。これによって、開発部門はコストのかかる物理装置に投資することなく、デジタルでプロトタイプの作成や変更、コラボレーションが行えるようになります。また、情報環境を統合することによって、ITとOTの両方のチームがデータに安全にアクセスし、社内に限らずエコシステムパートナー全体を通じてデータモデルを共有できるようになります。
マイクロソフトのワールドワイド コマーシャルビジネス担当エグゼクティブ バイスプレジデント、ジャドソン・アルソフ(Judson Althoff)氏は次のように述べています。「今、私たちにとって確かなことは、100%レジリエントな企業など存在しないということです。デジタル機能やアセットでしっかりと防御を固めた企業は他の企業に比べてより障害回復性を高めることができ、そうした企業にとってはクラウドが成功のカギになるでしょう。当社はすでに10年に及ぶロックウェル・オートメーションとの強力な関係をさらに深めて、お客様の産業トランスフォーメーションを簡略化し、俊敏性をもってビジネスでの成果を加速し、イノベーションを促進していけるよう支援することができます。」
現在まで、両社は食品・飲料、家庭用品、パーソナルケア、ライフサイエンスなどさまざまな業界を通じて20以上のユースケースを共同で開発しています。このパートナーシップによって開発されたソリューションによって、双方の既存製品は一層拡充し、強化されることになります。」
ロックウェル・オートメーションの会長兼最高経営責任者(CEO)のブレイク・モレット(Blake Moret)は次のように述べています。「このパートナーシップによって、ロックウェル・オートメーションとマイクロソフトのお客様に、IIoT開発やオペレーションのためのシンプルで包括的なソリューションを提供して、産業用デジタルトランスフォーメーションの障害となっているデータサイロを排除することができます。自動化に向けた取り組みにおける主要な障害を取り除くことによって、お客様は全社をつなぐデジタルスレッドを確立でき、イノベーションの加速や生産性を最大化、オペレーションの最適化を実現できます。」
ニュージーランド最大の乳業メーカーで全世界の乳製品輸出の30%を占めるFonterra Co-operative Group Limitedのオートメーション&オペレーショナルテクノロジー担当ゼネラルマネージャー、トリスタン・ハンター(Tristan Hunter)氏は次のように述べています。「当社は今回の新ソリューションのプレビュー版を見て、当社の戦略パートナーであるロックウェル・オートメーションとマイクロソフトの連携に大いに期待しています。オンプレミスのアセットから、コンテキストに沿ってデータを安全に移動し、分析のための新しいワークフローを提供してより良い成果を推進していくことは、世界中に多数あるFonterraの工場全体で高い水準を維持していく上で、非常に重要です。」
今回、Microsoft Azure Marketplaceから、ロックウェル・オートメーションのソリューションにアクセスできるようになりました。現在、さらに多くのソリューションが開発段階にあり、共同イノベーションソリューションの第2弾は2021年第1四半期に開催されるAutomation Fair At Homeにおいて、ロックウェル・オートメーションとマイクロソフトの両方のお客様に提供される予定です。