Teledyne e2v Semiconductors、将来を見据えて製造、テスト用のクリーンルームをアップグレード
- Written by Media Outreach
フランス、グルノーブル- Media OutReach - 2021年5月10日 - 2021年5月4日、フランス・グルノーブル近郊にあるTeledyne e2v Semiconductorsの工場において、半導体の製造、試験用のクリーンルームの改修に着工しました。このプロジェクトは、「Growth Efficiency by Cleanroom Optimization(クリーンルームの最適化による効率性向上)」を意味する「GECkO」と名付けられています。
Teledyne e2v Semiconductorsは高性能かつ超高信頼性の電子部品のメーカーとして、マイクロプロセッサ、データコンバータ、画像ソリューションに至るまでのあらゆる製品を、産業用、医療用、民生用および防衛用や宇宙航空用として世界の市場で提供しています。
現在、実際に製造および試験が行われている2,000㎡のクリーンルームは1989年に作られたもので、今回の改修工事によって製造工程を最適化すると同時にリーン生産方式を強化して競争力を高めることができます。半導体メーカー各社はリーン生産方式を採用して無駄をなくし、プロセスを最適化すると同時にコストを削減し、顧客ニーズの把握に基づいたイノベーションを加速しようとしています。
今回のプロジェクトは、クリーンルーム内の省エネによって環境への影響を低減するとともに、新規テクノロジーへの対応力を高め、従業員に対してより優れた職場環境を提供することにもなります。
GECkOプロジェクトは2019年3月に立ち上げられ、現実のビジネスプロジェクトとして多方面にまたがって構成されたチームが将来のクリーンルームの3Dモデルを共同で作成しています。事前調査から理想的な立地の選択、最適なサービスプロバイダーの選定を経て、今、工事が始まろうとしています。生産を維持してすべてのお客様に対する製品供給が確実に続けられるよう、作業は3段階に分けて行われることになっており、第1段階では約1年をかけて、新しいクリーンルームの半分の施設の工事を行います。
今回の投資は、Teledyneグループの信頼と、フランス・グルノーブルの拠点での生産活動の発展に対する意欲を示すものです。