Teledyne e2v、Kaバンドに対応する最新のDAC製品と先行実験を可能にする評価ボードの供給開始を発表
- Written by Media Outreach
フランス・グルノーブル - Media OutReach - 2020年5月25日 - Teledyne e2vは、本日、デジタル-アナログ・コンバータ(DAC)ICのポートフォリオをさらに拡張し、併せてエンジニアが同社製品をすぐに設計プロジェクトに活用できるように評価プラットフォームも提供することを発表しました。同社は間もなく、Kaバンドまでの帯域幅で動作可能なデュアルチャネルDACであるEV12DD700のサンプル出荷を開始します。このデバイスは、主としてミッションクリティカルなマイクロ波システムをターゲットとしており、ビーム形成アプリケーションをサポートします。25GHzの出力帯域幅での減衰量はわずか3dBです。このDACには一連の高度な信号処理機能が内蔵されており、プログラム可能な逆sincフィルタやダイレクト・デジタル・シンセシス(DDS)機能に加えて、プログラム可能な複素ミキサ、デジタル・アップコンバータ(4フェーズの位相補間およびsinc補償機能)も搭載されています。
EV12DD700の評価キットによって、エンジニアは今年後半の本格的な量産開始に先駆けて、サンプルレート12.5GS/sのEV12DD700の主要な動作パラメータを調査することができます。これによって、エンジニアは特定の設計基準についての有効性をいち早く検証できることになります。登録頂いたユーザーは今後数カ月間、重要なラボ測定データにもアクセスできるようになります。
Teledyne e2Vの半導体部門のマーケティングディレクター、ニコラス・シャンティエ(Nicolas Chantier)は次のように述べています。「ハードウェア依存度の高いRFシステムを、よりソフトウェア主導の構造に従ったシステムに移行して、コンフィギュレーションを大幅に容易かつ迅速に行えるようにする必要性が高まっています。こうした動きの大半はKaバンドで行われることが明らかになってきています。当社のEV12DD700がさらなる高周波化をサポートすることによって、エンジニアはRFハードウェアのより多くの部分をデジタルコードに置き換えられるようになり、当社の評価キットはいち早く置換えに着手するために役立ちます。