東京，日本 - Media OutReach - 2021年10月22日 - 動画およびコネクテッドTV（「CTV」）広告の世界的リーダーTremor International Ltd.（NASDAQ/AIM: TRMR）は、リニアTVと同様の高度な制御性と機能性を備えたSpearadの戦略的買収（「買収」）を発表しました。Spearadは、CTVおよびオーバー・ザ・トップ（「OTT」）環境においてTVと同様のシームレスな体験を提供する、グローバルCTV動画広告サーバーおよびメディア管理プラットフォームで、放送局やTVコンテンツ企業を対象としています。

買収価格は1470万米ドルで、そのうち1100万米ドルは当社既存の現金準備金を拠出、残りの370万米ドルは、当社NIS0.01の普通株式37万株の発行によって拠出されています。これは、譲渡およびその他契約上の制限対象となり、3年間にわたって段階的に解除されます（「対価株式」）。  

Spearadの広告サーバー技術は、TremorのUnruly SSPに統合されます。これにより、CTVヘッダー入札、チャネルインベントリ、および広告ポッド管理が可能になり、Tremor Video DSPなど当社既存のロバストなエンドツーエンドの技術分野が補完されることとなります。

Tremorの最高経営責任者オファー・ドルーカー氏は、次のように述べています。

「動画とCTVを重視するというTremorの一貫した姿勢は、先見の明があったことが今日の市場で証明されています。これにより、取引全体を通して有意義な成長につながっているだけでなく、ディスプレイから発展したての各種プラットフォームよりも当社が一歩先を行く要因ともなっています。この度の買収により、動画ファーストのエンドツーエンドプラットフォームとして当社のリーダーシップがさらに強化されるでしょう。コネクテッドTVを中心とするエコシステムにおいて、グローバルな広告主、メディア企業、放送局に確実な効率をお届けできるようになります。

SpearadをTremorに迎えられることを嬉しく思います。また、アドレッサブルTVに関する深い専門知識をお持ちのSpearad創設者エアハルト・ノイマン氏とマルク・ティーレン氏が当社リーダーシップチームに参加してくださることも歓迎します。」

Spearadの技術プラットフォームとその独自のデータ資産のおかげで、サイト運営者は直接販売キャンペーンとプログラマティックキャンペーンの両方を一元管理できるとともに、広告ポッドの収益化に関しても改善が期待できるでしょう。Spearadは、2019年にドイツでエアハルト・ノイマン氏とマルク・ティーレン氏によって設立されました。その顧客基盤は、欧州、米国、アジアにまたがっています。

Spearadの最高経営責任者エアハルト・ノイマン氏は、次のように語りました。

「TremorのCTVチームに加わり、完全統合されたSSPと広告サーバーを通じて包括的なメディア管理ソリューションを提供できることを嬉しく思います。CTVの視聴者数が過去最高に達した今、この度の統合はこれ以上ない絶好のタイミングであったと言えます。Tremorチームとのパートナーシップ、ならびに今後業界を前進させるであろう次世代機能に取り組めることを楽しみにしています。」