新しいThyro-A+ は、業界最小のフットプリント設計で制御精度を大幅に向上、半導体と工業製造の課題に対応

東京，日本 - Media OutReach - 2020年11月25日 - アドバンストエナジーインダストリーズ、インコーポレイテッド (Nasdaq: AEIS) -- 高度なエンジニアリングの高精度電力変換、計測、制御ソリューションのグローバルリーダーである同社は本日、業界トップのSCR（シリコン制御整流素子）パワーコントローラ製品ラインの拡大となる、工業/半導体製造の熱アプリケーション用の新しいThyro-A+を発表しました。Thyro-A+ は、次世代のSCR精度と負荷監視機能を実現し、カスタマーに業界最小のフットプリント設計と、加熱、溶融、乾燥、成形用途に対応する新しいデジタル制御機能を提供します。

Tyro-A+ は完全に再設計された制御エンジンを備え、計測のサンプリングレートはThyro-Aの16倍で制御の精度を高めています。そのため、プロセスの均一性と再現性が大幅に向上し、電力を低減しながら、高精度な温度管理アプリケーションのプロセススループットを高めます。またフットプリント設計は業界最小ながら、業界最高の電力密度を達成しています。新たなオプションの LED表示で検証や可視化も容易にしたThyro-A+は、遠隔監視、セルフモニタリング、そしてインダストリー4.0を前提とする接続された他の工場ソフトウェアやアプリケーションとの統合用のデジタル制御インターフェースなど、いくつかの先進的なデジタル機能を備えています。

「アドバンスドエナジーの定評あるSCRパワーコントローラファミリーを基に設計された Thyro-A+ は、私たちの最新SCR製品であり、産業/半導体関連カスタマーの熱アプリケーション要件への当社の対応範囲とソリューションがより一層拡大されます」と、アドバンスドエナジーのフォトニクス及びPCS製品担当ディレクターのAndreas Breitkopfは述べています。「AEのSCRパワーコントローラ中でも、このThyro-A+ はロックウェルEncompass（サードパーティ製品参照)パートナープログラムに認定され、ロックウェル・オートメーションLogix PACシステムと直接接続して、そのまま完全統合システム設計に至る簡易な手段をカスタマーに提供しています」。

Thyro-A+ は、Thyro-S、Thyro-A eco、Thyro-A、 Thyro-PX AEシリーズからなるThyroファミリー・パワーコントローラを総括するものです。Thyro-A+ が備えるパワフルなコントローラ機能は業界最高の精度と、広範な熱アプリケーションにおける発熱素子、抵抗負荷、変圧器負荷の負荷監視と電力制御を実現しています。迅速なインストールと構成プロファイルの「コピー/ペースト」による置換を実現する設計のため、複数のSCRパワーコントローラ間のシステムパラメータの転送が容易です。また現行製品中で最小のSCRフットプリントでカスタマーはシステム導入費用を削減可能、さらに多様なフィールドバスプロトコルで、重要な熱プロセスの既存の企業アプリケーションへの容易な統合を可能にする最も効率的な導入が実現します。

製品の詳細と技術仕様は、AEウェブサイトの Thyro-A+ ページ 及び当製品データシート をご参照下さい。